こんにちは。Kokomuです。
今週は寝る前の読書時間にこの本を読んでいて、次から次へとページを捲ってしまい睡眠時間が短かった一週間でした。
そんな昨日の夜に読み終わったお勧めの小説「邂逅の森」をシェアします。
○邂逅の森について
『邂逅の森』(かいこうのもり)は熊谷達也による長編小説。『別册文藝春秋』2002年1月号から2003年7月号まで連載されたのち、2004年1月に文藝春秋から単行本が刊行。同年、第17回山本周五郎賞、第131回直木賞をダブル受賞した。
ウィキペディアより
山本周五郎賞と直木賞を同時に受賞してたんですね、面白かった訳です。
明治から昭和にかけての時代が舞台で、マタギが物語の主人公です。
彼は村でマタギとして生活をしていましたが、村の有力者の娘と恋仲になります。
それがきっかけで物語は展開していきます。
○見どころは?
マタギの生活ってイメージできますか?そもそもマタギってどんな人達だか知っていますか?
僕はマタギと言う言葉は知っていたものの、具体的にどんな生活をしていたのか知りませんでした。
この物語は、マタギの生活を忠実に描写していて、読んでいく中であたかも自分がマタギとして猟をしているかのような気持ちになりました。

こんな森の中で、じっと獲物を探し、命のやり取りをする。そんな事、現実に体験することは難しいです。
でも、僕はこの物語の中で体験をすることができました。
現実の社会では味わえない、猟という場面を体験できることが、この物語の楽しみ方の一つではないかと思います。
それと、個人的には夜這いといった風習が残っていた、あの時代の男女のやり取りなんかも面白いと感じました。
興味がある方はぜひ、読んでみてください。