歌上手くなりてぇ〜
と何度思ったことでしょうか。
何気なく歌った鼻歌を、何気なくスマホで録ってみて、
後から聴いた時のあの絶望感。
「俺ってこんな声なのか……」
もう二度と人前で歌うまいと決心をするのですが、気がつくとライブをしている。
バンドマンの悲しい性。
歌が上手くなくたって、声が変だって、少しでもお客さんにいい歌を届けたい。
そんな私たちの最終手段が、マイク補正ですね。
(勿論練習して上手くなるのが一番です)
何回かに分けてマイクについて語っていこうと思いますが、まず今回はド定番マイクのレビューをします。

超定番!これを買えば間違いなし!SHURE SM58について
どこのライブハウスにも絶対置いてあるSHUREのSM 58と言うマイクがあります。
おそらくマイクを買おうと思っていろいろ調べている方は、すでに何回も目にしてるかと思います。
バイクで言うとHONDAのカブの様なイメージ(偏見)
それなので僕の個人的な意見ですが、このマイクを買っておけば間違ないです。
ド定番過ぎて、買わなくてもどこに行ってもあります。僕みたいな潔癖(人の使ったマイクに口つけたくない)という方は、一本持っていると超便利。
しかし、買う前にこのマイクの特性を知っておく事は非常に重要です。
このマイクが発売されたのはもう何十年も前です。古い設計のマイクなので、今の新しいマイクに比べるとちょっとこもって聴こえるからです。それを知らずに買うと、あれ?普段聴いてるマイクの音のイメージと違うな?と思うかも知れません。
また、実際に新しいマイクと同じ設定(イコライジングや音量)で比べてみると音量が小さく、こもって聞こえるのです。
それを理解した上で購入するべきだと思います。
それでも、ライブやスタジオでは、イコライザーを使って音が聞こえやすくなるように処理をするので、このマイクで全く問題はありません。それに、PA(音響の人)さんはこのマイクの音作りから勉強を始めることがスタンダードなので、どこで使ってもある程度の音に仕上げてくれます。そういった点からもお勧めできます。
また、とても頑丈なのも売りです。持ってみると、ずっしりとした重さが手に馴染みます。
さらに色々なメーカーのスピーカーはこのマイクを基準にして開発していると言う噂もあります。
またスーパーカーディオイドと言って、音の指向性が広いため多少口からマイクが離れても綺麗に音を拾ってくれると言う特性もあります。これは初心者の方にとっては非常に使いやすいポイントだと思います。
その反面、声以外の音も拾ってしまう可能性があるためバンドで使うときにはギターやドラムベースなどの音が入り込んでしまう要因になります。あまり中音(歌以外の演奏)が大きすぎると、外音(お客さんに聴こえる音)はごちゃごちゃしてしまうでしょう。
そんな心配がある場合は次に紹介するマイクがお勧め。
ワンランク上の定番マイクSHURE BETA58!!
BATA58とはSM58を改良したマイクです。僕はこのマイク大好きです。
ただ改良が=音の良さかと言われるとそういうわけでは無いと思います。
SM 58よりも低い音域がカットされ、また高音域がSM58よりも強いというか、聴きやすい音になっています。音量の大きさもSM58に比べて大きいため非常に聴き取りやすくなっています。
更にスーパーカーディオイドと言って音を拾うスポットがSM 58よりも狭いため、バンドで使用する時はギターやベースドラムなどの余計な音が入りにくいです。そのため、お客さんに届く音がよりクリアになります。
ただ、その分声を拾う範囲が狭いので、使うときには口とマイクの距離を常に一定に保つ必要があります。それなのでこのマイクの方がSM58より上級者向けとも言えるでしょう。
値段も少しSM58より高いです。
その値段の差分の良さが確実にあります。
使用アーティスト
僕がYOUTUBEなどでライブ映像を見ていて、SM58やBETA58を使用しているアーティストは沢山いました。というか、プロのアーティストがアマチュアだった時には確実に一度は使用したことがあると思うので、みんな使用していると言っても過言ではありません。それだけメジャーなマイクです。
今も確実にSM58を使用しているのは、斉藤和義さんや奥田民生さんが有名ですね。
BETA58は元ナンバーガールの向井秀徳さん、高橋優さんも使っているのを見ました。
僕も両方使っていますが、一生このマイクは使っていくと思います。(他のマイクも試すことはあると思いますが)
まとめ
初心者にとってどちらのマイクが絶対にいいと決めるのは難しいと思います。
ただ、僕は弾き語りのアーティストならSM 58、バンドならBETA58をお勧めします。
今回も最後まで読んでいただいてありがとうございました。
それではまた。