なぜ、うつ病の人に『頑張れ』と言ってはいけないか?

精神科医療




はじめに

 

こんにちは、ともはるです。

 

うつ病の人にはよく「頑張れ」と言ってはいけないと書いてある本や専門書を見たことがあると思います。

 

それは何故でしょうか?

 

理由を知っていることで、今日から人にかける言葉が変わり、あなたも周りの人もより関係性が良くなります。

その理由について今回はお話ししたいと思います。

あなたは人から「頑張れ」と言われたことがありますか?

 

例えばあなたは勉強を頑張り、テストで80点を取りました。

その答案結果を母親に見せると……「いいね。次は100点目指してもっと頑張ろうね」

と言われました。

「なんだよ80点も取ったのに頑張れってどういうことだよ」

そう思いませんか?

例え母親が笑顔だったとしても、なんとなく受け入れてもらえなかった様な不全感が残ります。

 

「頑張れ」と言う言葉には「“もっと”頑張れ」と言うニュアンスが含まれている様に感じます。

ある物事をせっかく頑張ったのにもっと頑張れと言われるのはすごく悔しくありませんか?

相手に悪気がないのはわかっていても。

「よくがんばったね」と本当はは言われたいですよね。

 

努力そのものを認めてもらうことが私たちには必要なんだと思います。

 

うつ病の人にはどう感じる?

 

うつ病になった方はどうでしょうか?

 

うつ病になると言う事は、すなわち何かを一生懸命がんばった結果、その頑張りがキャパシティーを超えてしまった、あるいはそのストレスが限界を超えてしまったということです。

その人の限界までがんばり過ぎた結果がうつ病なのです。

限界までがんばった人に「もっと頑張れ」と言うのはどうでしょうか?

言われた人は「これ以上どうやって頑張ればいいんだよ」という心と身体の状態です。

そんな人に対して「がんばれ」と言う言葉は確かに不適切ですね。

 

じゃあどうすればいいのでしょうか?

僕は「よくがんばったね」と言う言葉が必要なのだと思います。

自分自身も頑張ったことに対して認めて欲しいなぁと思う所があります。

これはうつ病の方と対する時だけではなく、普段のコミニケーションから使えることではないでしょうか。

 

何かを努力している子どもや妻や両親や友人に「頑張れ」という声かけではなく「よくがんばったね」と声をかけられると「あぁ、認めてもらえているな」と相手は感じます。

こんな言葉かけが、我々には必要なのです。

 

うつ病という病気にかかった人には尚更必要なのだと思います。